当サイトについて

2018.10.302024.01.22

当サイト（東京カレーディクショナリー -Tokyo Curry Dictionary-）では、日本の国民食として昔から愛され、食べ続けられてきた「カレー」について、今後更なるカレーの発展とカレー文化の定着に向けて皆様に有益な情報をお届けいたします。
より多くの方々にカレーの魅力を知っていただき、その面白さや美味しさ、作り手の思いなどを理解していただけたら幸いです。

1. はじめに

カレーは、明治時代初期の文明開化と共に日本に伝わってきたと言われています。
ペリーの浦賀来航以来、日本の鎖国体制は事実上崩壊し、横浜周辺にたくさんの欧米人が住みつきました。
それに伴い「洋食」も少しずつ日本人の間に広まり、その一つとしてライスカレーが浸透していったと言われています。それ以降、カレーは急速に日本全国の食卓に広がっていきました。

カレー専門店も日本全国に増え、そのジャンルは多岐に渡ります。
「欧風カレー」、「インドカレー」、「タイカレー」、「スープカレー」、「スパイスカレー」などなど、カレーは時代と共に変化し、洗練され、著しい進化を遂げてきました。

特に、「欧風カレー」、「スープカレー」、「スパイスカレー」、「薬膳カレー」などは、「インドカレー」や「タイカレー」、「スリランカカレー」などのその国の料理とは別に、日本人の創意工夫と情熱、独自のアレンジや味の追求によって生み出された全く新しい料理でもあると言えるのではないでしょうか。

また、そのジャンル毎にもルールやセオリーは無く、使用する材料やスパイスの配合も、そのお店ごとに異なり、二つとして同じ味は存在しません。ひとくくりに「カレー」と言っても、何とも味わい深いものです。

日本人の創意工夫と情熱により進化してきた「カレー」は、今後世界的にも注目を浴びるようになると思います。日本だけでなく、世界中の方々に日本のカレーの魅力を知って頂けるよう情報発信を通じて取り組んで参ります。